はじめに
「マレーシアに移住して働いてみたい!」そんな夢を抱く40代女性も増えてきています。
しかし、ズバリ気になるのは「英語力はどのくらい必要か?」という点ではないでしょうか。
最初にお伝えしておくと、英語ゼロでも仕事はあります!できます!なので安心してください。
ただし、そこだけを鵜呑みにするではなく、ぜひ最後までお読みいただき、ご自身がどう捉えるか?どの線に進むのか?よく考えてみてください。
一番やって欲しくないのは、自信がないからと言いつつも、未練タラタラで調べるだけで終わることです。
マレーシアは多民族国家で、英語が広く使われている国ですが、日本語が活かせる仕事もたくさんあります。
日本語が得意なことで、現地の平均月収の何倍も稼ぐローカルもたくさんいます。日本語を強みにできるのです。
この記事では、マレーシアでの就職に必要な英語力、英語が苦手な人でも働ける仕事、そして英語力を少しずつ伸ばす方法について詳しく解説します。
「英語が苦手だから無理かな…」と諦めるのはまだ早いかもしれません。ぜひ最後まで読んで、マレーシア移住への第一歩を踏み出してみましょう。
マレーシアで働くなら英語はどのくらい必要?
マレーシアの言語事情
マレーシアでは公用語がマレー語ですが、英語もビジネスや教育の場では非常に重要な言語とされています。特に、外資系企業や観光業では英語が基本的に使われています。
とはいえ、マレーシアには華人(中国系マレーシア人)やインド系マレーシア人も多く、中国語(広東語・福建語など)やタミル語も日常的に話されています。そのため、仕事や生活の場面では英語が必要になることが多いですが、日本語のみで働ける環境もあります。
では、実際にどの程度の英語力が求められるのでしょうか?
仕事別に見る英語力の目安
マレーシアでの仕事を探す際には、業種によって必要な英語力が大きく異なります。
仕事の種類 | 必要な英語レベル | 仕事内容の例 |
---|---|---|
日系企業の事務・営業 | 初級〜中級 | 日本人顧客対応が中心。英語は社内のやり取りや資料作成などで使用。読み書き得意だとといいかも。 |
外資系企業 | 中級〜上級 | IT、マーケティング、管理職など。英語での会話・メールが必要。 ビジネス英語メイン、専門用語が必要な業界も多い。 |
カスタマーサポート(BPO) | 初級〜中級(管理者は上級) | 日本人顧客対応がメイン。英語が心配な人は、日本語オンリーからスタートする人が多い。 |
観光・飲食業 | 初級〜中級 | ホテルや日本食レストランなどでの接客。決まったフレーズを覚えて使っている人が多い。 |
フリーランス(ライター・オンライン講師など) | 初級〜 | 通訳/翻訳以外では、日本語を中心として仕事をしている人が多い。 |
英語がまったくできなくても働ける仕事もありますが、英語ができれば仕事の選択肢が広がり、お給料が変わるのも事実です。
英語が苦手でも働ける?体験談からお伝えします

Ms.Malay
私が実際に働いてみての体験からお伝えしますね。
同僚やこちらで知り合った知人、友人の英語力は本当に様々です。どんな人たちがいるのか、わかりやすいように勝手にタイプ分けしてみました。
タイプ1 : 英語無理!と言いつつもなんとかなっている
移住前の英語経験
学校で習った以外での勉強はあまりしてこなかった。仕事で使うのも初めて。
マレーシアでの就職先と仕事内容
- 日系企業の事務職(BPO以外)
日本人顧客対応が中心で、英語は社内の簡単なメールや資料作成のみ。 - 日系企業の営業職
上司も日本からの赴任で来ていることも多く、やり取りは日本語中心。
ローカル社員も日本語が話せたり、話せなくても簡単な英語でコミュニケーションを取っている。
営業に行く時は、英語が得意な社員が同行し、サポート役となっている。 - カスタマーサポート(BPO)
日本語対応オンリーのプロジェクトに配属。顧客も日本人または日本語話者のため、英語使用ゼロ。
会社のシステムや資料などが英語表記のことはあるが、慣れれば大したことない。
読み物は翻訳ツールを使用。
実際に働いてみて
- 社内には日本人のほか、日本語を話すローカル社員も多く、英語を話す機会は少なめ
- 英語のメールはテンプレートを活用すれば問題なし
- 仕事をしながら少しずつ英語に慣れてきた、心配しすぎだった
タイプ2:英語に自信があるわけではないが、英語が嫌いではない
移住前の英語経験
- 留学やワーホリの経験はないが、動画やアプリなどでちょっと勉強していた
- 日本国内で外資系企業にいたが、仕事で使うことはほぼなかった、同僚も日本人多め
- 外国人が多く出没するバーなどに出かけて英語を話す機会を作っていた
就職先と仕事内容
- 外資系BPOのカスタマーサポート業務
日本顧客メインだが、英語での電話やメールもサポートするバイリンガルポジション(タイプ2と同じ) - 日系企業でEnglishスピーカーとして勤務
日本顧客メインだが、取引先との間に入り話す機会がある
実際に働いてみて
- 英語の電話は今でもドキドキするが、キャプションツールなどを使いながら対応している
- チャットやメールは、テンプレートと翻訳ツールを使い分けながら対応している
- 決まったフレーズを覚えたことでスムーズに仕事ができるようになった
- 取引先と話さないといけないため、逃れられない環境が背中を後押ししてくれる
タイプ3:帰国子女、留学、ワーホリ経験者

Ms.Malay
帰国子女というのは、親の仕事の都合などで長年海外で過ごして帰国した子ども、のこと(By Weblio辞書)。
ジェンダーを女性に限定しているわけではありません。
子は「息子」、女は「娘」を表現していると言われています。
移住前の英語経験
- 親が英語圏出身のミックス(ハーフ)なので、生まれながらに日常的に英語に触れいた
- 幼少期から大学卒業くらいまでの間に、5年以上英語圏に住んでいた
- 英語圏の高校、大学を卒業(留学)
- 日本で高校/大学を卒業後、英語圏へワーホリで行っていた
就職先と仕事内容
- 外資系BPOのカスタマーサポート業務
日本顧客メインだが、英語での電話やメールもサポートするバイリンガルポジション - 欧米圏企業はじめEnglishスピーカーとして採用
医療、金融、法律などの専門的な知識を持っている場合は大変有利
実際に働いてみて
- 自分のバックグラウンドを活かしながら、新たな経験ができて嬉しい
- 英語ネイティブと思われることで逆にプレッシャーがかかることがある、ハードルが高くなる
- 日本では、帰国子女が変にブランド化してしまうのが、マレーシアはそれがないため平等でよい
私が勤める会社は、アメリカの企業で業界では大手です。
実際に現地で働いていて、知り合って感じたのが、この3タイプ。イメージ湧きますかね?
英語を使う環境で働く日本人に共通していること
英語に対するスタンスが違っても、共通していることは一つだけ。

Ms.Malay
英語アレルギーがない!これしかありません。
ちなみに、私が言う英語アレルギーとは、英語に興味はあるのに、外国人来た!英語わかんない!無理〜!逃げる!みたいな状況を、勝手にそう呼んでいます。
タイプ1−3の共通点は、英語が得意かどうか関係なく、英語そのものに抵抗がない人が多いのです。
では、その英語アレルギーを克服するために何ができるか?
すみませんが、近道などありません。慣れ、努力あるのみです。
個人的には、海外移住して仕事したいならそれくらいは頑張ろうよ!と思っています。
マレーシアには、デジタルノマドビザがあるため、フリーランスで移住する方も多いです。
この場合、日本語だけでも十分生活はできるでしょう。ビザ取れるくらいなので。
ただ、英語ができる方が視野も領域も広がります。顧客の幅も広がります。
日本語話者の人口より、英語話者人口の方が圧倒的に多いのはご存知の通り。
見た事がないことや、体験/経験した事がないものは予測がつかずに不安を感じるのは当然。
しかし、その壁を通り越さずに、どうやって新しい世界を見ることができますか?
英語アレルギーを治すヒント
くどいですが、特別な方法はなく慣れるしかありません。
1. リスニングを鍛える
言っていることがわからなければ始まらない。はじめは、好きな洋楽や映画をキャプション付きでを観たり聴いたり、NHK WORLD JAPANなど、日本のことを英語で紹介しているチャンネルで慣れるのがおすすめ。
日本の紹介など、背景を知っている内容だとわかりやすく、聞き流し防止にもなる。ただ聴いていては意味がない。
2. 短いフレーズを覚えてストックを作る
アプリなども活用して、隙間時間に習得!何度も口に出して慣れることが大切。
だってみんな、This is a pen, My name is…,I’m from Japan. ていうのは言えるでしょ?なんで?
何度も練習したからですよ!それと同じです。
3. オンライン英会話を活用する
忙しい40代には、オンラインを最大限に活用していただきたい。最初は短時間からでもいいので、生活の中に英語に触れる時間を必ず作って!本当は、短期集中でやるとめっちゃ伸びます!私は初めて受けたTOEIC265点という日本人の平均よりはるかに低いスコアでした。その後、3ヶ月集中特訓したことで、570点まで上がりました。
もちろんフルタイムで働きながらです。人間、本気出せばできます!
三日坊主になりがちな人にピッタリのオンライン英会話を見つけました。予約がないと受講をどんどん促してくるそうです。だから幽霊会員になりにくい!メンタリストDaiGoさんも受講中のようです。
ハイブリット英会話スタイルで伸ばす「アクエス」
英語にばかり気を取られて、前に進まないのは時間がもったいないです。
確かにバイリンガルポジションの方が、お給料も高く需要があります。
でもマレーシアには、英語に自信がなくてもエントリーできるお仕事がありますので、悩み時間は不要です。
だから大丈夫!日本にいるうちから少しずつ慣れておきましょう。それだけでも全然違います。

Ms.<alay
下調べするのはもちろん大事。
しかしSNSの情報を鵜呑みにしないようにしましょう。
情報と感想は別物。これ大事!
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