VPNってなぁに?

日本に住んでいた時、観たい海外ドラマがあったのですが、日本では配信されていませんでした。
(観たかったのは、BBCのCall the midwifeという大ヒットドラマ)

しかし不思議なことに、当時働いていた会社のWi-Fiに繋いでみたところなぜか観られる(本当はダメだったけどさ・・)、そしてなぜか知らない番組がたくさん出てきて、なんじゃこりゃ?と思ったのです。

それを同僚に話したところ、
「あー、今日はイギリスなんだ。この前はシンガポールだったけど。それね、VPNだよ。」
と、教えてくれたのが私がVPNを知ったきっかけです。

VPNとはVirtual Private networkの略で、個人的にはインターネットの「どこでもドア」だと思っています。
海外にいながらも日本にいる時と同じように日本のインターネットを楽しんだり、大切な個人情報を守ったりすることができるようになるのです。
もちろんその逆もできるので、日本にいながら海外の配信番組を見ることもできます。

それだけではなく、安全面や利便性からもVPNは契約することをオススメします。
この記事では、VPN契約の必要性について解説していきますね。

なぜ海外移住にVPNが必要不可欠なのか?

海外でインターネットを利用する際、日本国内とは異なる様々なリスクや制限が存在します。
VPNは、これらの問題を解決し、安全かつ快適なインターネット環境を提供してくれる心強い味方となります

1. 情報セキュリティの強化:個人情報を守る盾

海外の公共Wi-Fiスポットは、セキュリティ対策が不十分な場合が多く、個人情報やクレジットカード情報などが盗み取られるリスクがあります。

Wi-Fiが使える今のうちに、ちょっと明日のバスチケット買っちゃおう!カゴに入れっぱなしのあの商品、今暇だから買っちゃおう、なんてカード情報を入力したことは経験ありませんか?
おまけに、Wi-Fi電波マークバッチリなのに繋がらず、無駄に電池を消費して繋げるのに一苦労なんてことも・・・

しかしこれ、結構危険なのです。自分が無料で簡単にアクセスできるのですから、他の人だって同じってこと。
鍵をかけずにドア&窓全開で、いつでも誰でもウェルカム状態です。

そこで、VPNの出番です。これを利用することでインターネット通信が暗号化され、第三者による盗聴やデータ傍受を防ぎ、大切な個人情報をしっかりと守ることができます。

事例紹介

「海外旅行中にカフェのWi-Fiを利用してネット決済をした際、クレジットカード情報が漏洩」

決済をしていなくても、Amazonやスマホのウォレット機能などに登録されているカード情報を盗まれることもあります。私は幸いこれまでにないものの、友人がハワイ滞在中に被害に遭いました。
Amazonに登録していたカード情報を盗られ、犯人はたくさんお買い物したのだとか。
VPNを利用していれば、このようなリスクを大幅に軽減できます。もちろんゼロとは言い切れません。
しかし、フリーの公共Wi-Fiよりは格段に安心です。

2. 地域制限コンテンツへのアクセス|日本のエンタメやサービスが楽しめる

海外から日本の動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスにアクセスしようとすると、
「お住まいの地域からはご利用いただけません」といった表示が出て、視聴できないことがあります。

それがなんとVPNを利用することで、日本のサーバーを経由してアクセスできるようになり、日本にいる時と同じように、お気に入りのドラマや映画、音楽を楽しむことができます。

具体的なサービス例
NetflixHuluAmazon Prime VideoABEMAなど

また、日本へ資金移動の際、金融関連アプリ(サイト)にアクセスする機会が少なからず出てきますが、日本国外からのアクセスを制限している企業もあります。例えば、私が日本で大変お世話になっていたPayPayはアクセスできません。

またマレーシアは、税金面から投資家にも人気の移住国です。
使うサービスによっては、日本国内からのアクセスにした方が良い時があると聞きました。

3. 検閲や情報統制からの自由:オープンなインターネット環境を

国によっては、特定のウェブサイトやSNSへのアクセスが制限されている場合があります。
VPNを利用することでこれらの制限を回避し、自由に情報を収集したり、SNSを利用したりすることができます。

情報収集の重要性
海外生活においては、現地のニュースや生活情報をタイムリーに把握することは重要。
自分の身は自分で守るしかありません。
VPNがあれば、情報源を制限されることなく、必要な情報を自由に手に入れることができます。

4. 通信速度の安定化

一部の国や地域では、インターネット回線が不安定であったり、通信速度が遅かったりする場合があります。
VPNを利用することで、通信経路を最適化し、比較的安定した通信速度を確保できることがあります。
マレーシアの通信速度はかなり早いですが、私が住む地域は場所によりマチマチ。

海外に住むと、家族や友人との連絡はオンラインが中心となります。
私は英語発音矯正レッスンをオンラインで受講しているので、安定した通信環境は不可欠。
また、いつも友人とWhatsAppでビデオ電話している際、VPN無しだと必ず何度かフリーズします。

5. 旅費やサブスク費用を賢く節約

航空券やホテルの料金は、アクセスする国や地域によって異なる場合があります。
その他、Google Driveの容量増量費用も、年間金額が若干異なりました。
VPNを利用して様々な国のサーバーを経由することで、より安い料金で予約できる可能性があります。

少しだけ手間はかかりますが、VPNを活用することで、海外生活のコストを抑えることができる場合があります。

VPNを選ぶ際のポイント失敗しないための賢い選択


数多くのVPNサービスが存在する中で、果たしてどれを選ぼうか?と迷いますよね。
40代の女性が海外移住を見据えてVPNを選ぶ際には、以下のポイントを押さえてみましょう。

1. セキュリティの信頼性:強固な暗号化方式とノーログポリシー

最も重要なのは、なんといってもセキュリティの信頼性。
VPNサービスを選ぶ際には、あなたのインターネットのやり取りを誰にも解読できないくらい強力な方法で暗号化(カギをかけること)しているかどうかを確認しましょう。
もちろん100%安全なものはありませんが、やって守れるのであればやったほうがいいです。

さらに、「ノーログポリシー」という言葉も覚えておいてくださいね。

これは、ノーログ=No log(記録しない)ポリシーと言葉のままなのですが、VPNサービスが、
あなたがいつ、どこで、何をしたかというインターネットの利用記録を一切保存しない
という約束のこと。
このポリシーがあることで、あなたのプライバシーはしっかりと守られます。

公式サイトやレビュー記事で、セキュリティに関する情報をよく確認しましょう。

2.接続速度と安定性

動画視聴やオンライン通話などを快適に行うためには、高速かつ安定した接続速度が不可欠。
複数のサーバーロケーションを持ち、帯域幅が広く確保されているサービスを選びましょう。

多くのVPNサービスが無料トライアル期間を提供しています。
実際に利用してみて、接続速度や安定性を確認することをおすすめします。
私も最初は、VPNというもの自体がなんなのかさっぱり?な状態だったので、使ってみて初めてわかった感じです。

3. サーバーロケーションの豊富さ

まずは、アクセスしたいコンテンツやサービスがある国にサーバーがあるかを確認しましょう。
特に、日本のコンテンツを利用したい場合は、日本国内に複数のサーバーがあるサービスを選ぶと安心です。

また現在だけでなく、将来的な利用も考慮しておきましょう。
今後、移住先の国が変わるかもしれません。世界各国にサーバーロケーションを持つサービスを選ぶのが◎。

4. 使いやすさ:初心者でも簡単に操作できるか

複雑な設定は避けたいという方も多いでしょう。
直感的で分かりやすいインターフェースを持つVPNアプリやソフトウェアを提供しているサービスがいいと思います。

対応デバイスと同時接続可能数の確認
スマートフォン、PC、タブレットなど、複数のデバイスで利用したい場合は、対応デバイス数や同時接続台数も確認しておきましょう。料金形態も併せてチェック!

5. カスタマーサポート体制

万が一、接続トラブルや設定方法が分からないといった問題が発生した場合に頼りたいのがカスタマーサポート。
日本語でのサポート体制が整っているとより安心ですが、最近の翻訳機能はすごいので私はあまりそこを重視していません。こういったサービスに関しては、カスタマーサポートに頼らなくても、どこかの詳しいお方がブログで教えてくれていることも多いです。

6. 料金プランが充実しているか

VPNサービスの料金プランは、月額払い、年払いなど様々です。
長期的に利用することを考えると、年払いプランの方が割安になる場合が多いです。
無料プランや無料トライアル期間を利用して、使い心地を試してから年間契約することで費用がグッと抑えられます。

これもよくあることなのですが、無料体験後に入会すると割引になったり、迷っていると時間(期間)限定特別プライスなどが提示されたりします。このパターンは海外の会社に多い気がします。

返金保証をつけている会社もありますので、とにかくまずは使ってみましょう!

ちなみに私が使っているのは【SurfShark】というVPNサービスです。
オランダに本社があります。私はパンデミック中に使い始め、当時は日本語サポートはなかったように思います。
しかし今では、日本語のページもありますし、より一層使いやすくなっています。
何より、安定していて安く、簡単操作なのが気に入っています。

とは言っても、日本企業の安心感は半端ないですよね。
MillenVPN(ミレンVPN)は、大阪に本社を構える日本企業です。
公式サイトを見ても、日本らしく丁寧、色々細かく書いてあります。
マレーシアに来てから、本当にこういうことによく気付くようになりました。
日本の食品の袋とかって、すごく細かく説明が印字されてるんですよね。超親切!


ここまでの選定ポイントを踏まえ、私が40代海外移住を目指す女性におすすめのVPNサービスは以下の二つです。

  • 強固なセキュリティとノーログポリシー(監査済み)。
  • 高速・安定接続、豊富な海外サーバー(東京中心に60台以上)。
  • 無制限の同時接続が可能。
  • 手頃な価格と30日返金保証。
  • 日本企業運営で安心、日本語サポート充実。
  • 厳格なノーログポリシー。
  • 日本国内サーバーに強く、高速・安定接続(東京、大阪中心に1,300台以上)。
  • 日本のコンテンツ視聴に最適。 無料体験あり。

料金は契約月数(年数)によって違いますが、比較しても大きく変わらない印象です。
米ドルと日本円の違いはありますが、為替相場で感じ方が変わってくる程度かな、と思います。

まとめ VPNで海外生活をより安心・快適に

海外移住は、人生における大きな決断であり、素晴らしい経験となることは間違いありません。
VPNは、そんなあなたの海外生活を、セキュリティ面、エンターテイメント面、情報アクセス面など、様々な側面からサポートしてくれる頼れる存在です。
これまでと違う環境(国)で暮らすというのは、本当に何が起こるかわからないものです。

今回ご紹介した情報を参考にしていただき、ご自身のニーズに合ったVPNサービスを見つけてくださいね。
今すぐ渡航しない方でも、日本国内でまず使ってみるのもいいですし、何と言っても日本だから安全、というのはネットの世界では通用しません。
慣れ親しんだ環境にいると、危機管理にも鈍くなってしまうのは当然。
だけど、今から意識するというのも練習の一つです。くどいのですが、自分の身は自分でしか守れません。

この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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