海外移住を考えたとき、「日本の税金や年金、健康保険の手続きってどうすればいいの?」と悩む方は多いのではないでしょうか?
私も最初は同じで、調べるうちに「全部きちんと手続きしなきゃ!」と焦りました。

でも実際に準備を進めると、「これはやらなくても大丈夫だった」という、手続きも意外とあることがわかりました。
必要な手続きをしっかり押さえつつ、ムダな手間を省くことが大切。

この記事では、40代女性が海外移住する際に本当に必要な手続きを整理しました!
経験をもとにまとめたので、スムーズに準備を進めたい方はぜひ参考にしてくださいね。

特に40代の女性にとって、お金の管理や将来の年金、健康保険の問題は重要です。
「何をすればいいのかわからない!」という方のために、海外移住前に必ずやるべき手続きと、意外と不要な手続きを分かりやすく解説します!

  • 住民票の扱い(抜く?残す?)の決め方
  • 税金・確定申告・住民税の手続き
  • 年金の任意加入と将来の受給資格の影響
  • 健康保険の継続 or 解約のメリット・デメリット
  • 移住後も日本の銀行口座やクレジットカードは使える?

この記事を読めば、海外移住前に必要な手続きをスッキリ整理できます。

【40代女性向け】海外移住前にやるべき日本の手続き一覧

1. 住民票の手続き|抜く?残す?メリット・デメリット

海外移住する際にまず決めるべきなのが、住民票を「抜く」か「残す」かです。
ここでは「住民票を抜く」=「海外転出届を出し、非居住者になること」を、示します。
これによって税金・健康保険・年金の扱いが大きく変わります

住民票を抜く(海外転出届を出す)場合

  • 住民税の支払い不要(ただし、1月1日時点で住民票があると1年分かかる)
  • 国民健康保険は脱退となる(民間の海外医療保険に加入が必要)
  • 国民年金の「任意加入」できる、Idecoは運用のみ可、新規で掛ける事は不可

住民票を残す場合

  • 日本の健康保険が継続できる(海外療養費制度の利用が可能)
  • 住民税の支払いが必要
  • 日本の住所が必要な手続きがしやすい

長期移住(1年以上)の場合 → 住民票を抜く方が一般的
短期移住(半年未満)の場合 → 住民票を残す人が多い

手続き方法
住民票のある市区町村役所で、「海外転出届」を出すだけ、もちろん費用は無料
出発の14日前から手続き可能、忘れるからと言って早すぎてもダメ

2. 税金の手続き|確定申告は必要?住民税・所得税のポイント

住民票を抜いても、日本で家賃収入があるなど、所得が発生する人は、毎年確定申告や税金の支払いが必要。

確定申告が必要なケース

  • 日本に不動産収入・投資収入・年金収入がある場合
    → 納税管理人を立てる必要あり(税務署に届け出が必要)
  • 日本の会社を辞めて海外移住する人
    → 最後の年の確定申告が必要になることも
  • 住民税は1月1日時点で日本に住んでいると1年分支払いが必要
    → 12月末までに住民票を抜くと節税になる可能性アリ

注意!!
「海外移住したから税金は関係ない!」は間違い。

うっかり脱税にならないよう、事前に所定の手続きを必ずしよう。

3. 年金の手続き|払う?払わない?将来の受給資格に影響あり

住民票を抜くと、国民年金は「任意加入」となります。
将来の年金受給資格に影響するため、払うかどうか慎重に判断しましょう。

日本年金機構のページはこちら

年金を払い続けるメリット

  • 将来、日本の年金を受け取れる資格を維持できる
  • 加入期間を増やせば受給額アップも可能
  • 海外移住後でも日本年金機構で加入手続きOK

年金を払わないデメリット

  • 受給資格を失うリスクがある(最低10年の納付が必要)
  • 将来、日本に戻ったときに困る可能性がある

Ms.Malay

※個人的には日本国籍である限り、加入期間が10年未満なら、せめて受給資格がもらえるよう、払ったほうがいいかなと思っています。
元気な時は何も問題なく感じることが、そうでなくなった時に大きくのしかかってくるからです。
老齢基礎年金の満額支給は、加入40年(480ヶ月)なので、こちらは考え方次第かな。

「日本の年金を受け取りたい、加入期間を増やしたい」と思うなら、払うべき
「これまで払ってきた分だけで十分!」と決断するなら未加入を選択

4. 健康保険の手続き|日本の保険を継続する?海外療養費制度とは

住民票を残し、国民健康保険(または会社の健康保険任意加入)に加入したまま海外移住する場合、「海外療養費制度」を利用できます。

海外療養費制度とは?

  • 海外で病院を受診し、治療を受けた際、日本の健康保険適用分を払い戻せる制度
  • 日本の健康保険(国保・会社の健康保険)に加入している人が対象
  • 帰国後に申請し、審査の後に払い戻し
  • 制度に関しては、各市区町村のページを参照
  • 審査が年々厳しくなっている様子(厚生労働省参考資料はこちら

住民票を抜いて国民健康保険を脱退すると、この制度は利用不可!

  • 海外療養費制度を利用したいなら住民票を残す
  • 海外での医療保険を利用するなら日本の健康保険を解約

意外と不要な手続き 実はやらなくても大丈夫なこと

海外移住の準備をしていると、「あれもこれも手続きしなきゃ!」と焦ってしまいますよね。
でも、実は「やらなくても問題ない」手続きもあります。無駄な手間を省いて、必要なことに集中しましょう!

1. 国民健康保険の解約手続き

住民票を抜くなら手続き不要
国民健康保険(国保)は、日本に住んでいる人向けの制度なので、住民票を抜いた時点で自動的に脱退になります。
そのため、手続きをしなくても「自動的に解約」されるので安心してください。
私は、この手続きをどうやるのか一生懸命探していたので、時間のムダでした。

住民票を残す場合は任意で継続可能なので、希望する方は逆に手続きが必要です

2. 住民税の解約手続き

住民票を抜けば、翌年から住民税は発生しない
「住民税の解約って必要?」と思うかもしれませんが、そもそも解約の手続き自体が存在しません!
住民票を抜いた翌年から、自動的に住民税の課税対象外になります。

  • 1月1日時点で住民票が日本にあると、その年の住民税は一年分支払う必要あり
  • 出国前に未納の住民税がないか確認!

3. 日本の銀行口座の解約

使わなくても維持できる銀行があるので、無理に解約しなくてOK!
住民票を抜いても維持可能な銀行もあります。ただし、普通口座に限ることが多く、定期の預け入れは微妙です。
銀行によっては、普通預金でも海外居住者に制限を設けていることもありますが、基本的には解約しなくても大丈夫

私は、メガバンクの口座を残しています。
都心の大きな支店に行き、担当者に直接相談した上で残せることがわかったので、解約するつもりでしたが、母への送金もあるため一つはないと困るので残しました。月額費用は特にかかっていません。
大きな支店に行った理由は、事例が多く回答例を持っていそうなこと、権限のある担当者がいそう、と思ったからです。


結果、日本にいた時と同じように、オンラインで使えています。
通帳はオンライン通帳にするか迷いましたが、年1回から2回は必ず帰国するので、紙ベースを残しました。
昭和生まれの私には、やっぱり紙ベースが合っている!

まずは、ご自身の銀行が非居住者でも維持できるのか?できる場合、有料か?など条件を確認しましょう。
このトピックス自体がグレーな銀行も多く、担当者や支店によって回答が違う可能性はあります。
何も対策しないで、凍結や解約とならないように気をつけてください。
ゆうちょは、恐らくどこへ聞きに行ってもNG回答だと思います。

ソニー銀行は公式で維持OKなので持っていると良さそうです。私は、渡航後に知ったので残念・・・

日本の銀行口座は、全くないとかなり不便
非居住者となった後に、新規開設はできない
日本での支払いや収入がなくとも、残しておくのがベスト

渡航前にオンラインバンキングの登録を忘れずに!
オンライン通帳にする場合、最後の取引を記帳してから手続きすること

4. 国民年金の脱退手続き

住民票を抜けば、自動的に「加入義務なし」となる
「年金の解約手続きをしなきゃ…」と思うかもしれませんが、実は手続き不要
住民票を抜いた時点で、国民年金の「強制加入」から外れるため、支払いの義務もなくなります。

任意加入したい方は、手続きしないと払い込みはできません。

5. クレジットカードの解約

日本のクレジットカードは、海外移住後もそのまま使える!
「海外に移住するなら、日本のクレジットカードは解約しないとダメ?」と思うかもしれませんが、基本的には解約しなくてもOK
ただし、いくつかの注意点があります。

  • カード会社によっては、海外在住者の利用を制限する場合あり(特に銀行系カード)
  • 更新時に受け取れない可能性がある、基本転送不要で届くため(住民票を抜いた後の住所をどうするか検討)
  • 不正利用防止のため、海外での決済がブロックされることがある(事前に海外利用について確認しておく)
  • 海外赴任は、2-3年で帰国することがほとんどのため、非居住者とは異なり維持できるカード会社もある
  • 日本のカードで海外払いすると為替レートに少し上乗せとなる

クレジットカードの件は、私自身もあれこれ悩んだため、今度別記事にして詳しく書きますが、
Wiseというマルチカレンシー対応のデビットカードは必須です。


移住後も日本のクレジットカードを使いたいなら、出国前に以下をチェック!

カード会社に「海外在住でも使えるか」確認
ブランドはVISA・Mastercardで必ず一枚以上用意
マレーシアでAMEX /JCBはほぼ使えない(高級ホテルでもAMEX不可は普通にある)
更新時の住所問題をクリアにする(家族の住所を使う?)
海外利用の事前申請をしておく(ブロックされることを防ぐため)

まとめ

必ずやっておくこと

  • 住民票の扱いを決める(抜く or 残す)
  • 日本での税金の手続きを確認(確定申告・住民税・納税管理人指定)
  • 国民年金から脱退or任意加入、どちらにするか決める
  • 国民健康保険をどうするか決める(海外療養費制度を利用するなら住民票を残す)

意外とやらなくて良いこと

  • 国民健康保険 → 住民票を抜けば自動で脱退
  • 住民税の解約 → そもそも手続きなし(住民票を抜けば翌年から課税なし)
  • 銀行口座の解約 → そのまま維持できるので無理に解約しなくてOK
  • 国民年金の脱退 → 住民票を抜けば自動的に支払い義務なし

国民年金、国民健康保険は、脱退するタイミングにより最後の支払いが免除となることがあります

海外移住の準備は大変ですが、重要項目だけどやらなくていいことを知るだけで、負担がグッと減ります!
検索の時間がもったいないです。
「これは本当に必要?」と考えながら、効率的に準備を進めましょう.

Ms.Malay

日本の健康保険制度は、本当に素晴らしいと思います。安心感があります。一方で、現地でも入れる保険がありますので、特に持病などある方は状況に合わせて検討しましょう。
ちなみに私は脱退を選択、以前から飲んでいる薬は現地で調達しています。

マレーシア現地採用などに関するご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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  • オンライン相談 60分 3,980円

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